公立宇出津総合病院

中央検査室

メインイメージ2
メインイメージ3

患者様が診察の際に、先生から「血液と尿の検査をしましょう。」や「心電図をとりましょう。」と言われた時に検査をするのが中央検査室です。
現在は6人で検査業務を行っています。
中央検査室の業務は大きく【検体検査業務】と【生理機能業務】の2つに分かれます。

検体検査業務

(1)生化学検査

血液の液体成分を化学分析装置を用いて測定します。
肝炎ウィルスなどの感染症、腫瘍マーカーなどの微量物質の分析を行います。
肝機能、腎機能、糖代謝、電解質など全身の状態や炎症の有無が分かります。
感染症、腫瘍の状況、ホルモン分泌の状態等が分かります。

(2)血液検査

血液中の赤血球、白血球、血小板の数や形態を調べます。
血液凝固検査を行います。
貧血・炎症・白血病などの有無が分かります。
血友病、DICなどの血液疾患や血栓症の診断に用いられています。

(3)一般検査

尿中の成分を分析装置や顕微鏡観察にて分析します。尿は主に腎疾患の検査です。
血液凝固検査を行います。
便潜血反応で、大便に血が混じっていないかを調べます。大腸癌のスクリーニングのひとつです。便は消化器系の状態を反映します。

(4)輸血検査

血液型を調べます。
輸血される血液が患者様に合っているかを調べ、安全に輸血できるようにしています。

(5)細菌検査

喀痰・膿・便・尿などあらゆる検体から病気の原因となる細菌を調べます。
各種病原菌や結核、インフルエンザなども分かります。

(6)細胞診検査

細胞を顕微鏡で観察し、悪性(癌など)か良性であるか調べます。婦人科の検診でも行われます。

生理検査業務

生体が発生する電気活動を記録する心電図・脳波および超音波を使用して体の構造や動きを調べるエコー検査、肺の力を調べる呼吸機能検査などを行っています。
心電図・脳波・呼吸機能検査等を行い、それぞれ、心疾患、脳の状態(てんかん等)、呼吸器疾患(喘息等)の症状を確認します。